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1  電球陛下 

【短編】電球陛下 ☆陛下の光・窓の雪1♪☆

さくらぱん日記SNS41000hit twomoonさんキリリク


☆陛下の光・窓の雪♪☆


「本当にスミマセン。
李翔さんにこんなこと、頼むだなんて…」

「姉さんも、ホント無茶なんだから…」

「いや…、いいんだよ。夕鈴のお願いだからね。
それに、他ならぬ、(義理の弟の)青慎くんの為だし、気にしないでくれ。」

「はい……、ありがとうございます。
とても、助かります。」

「青慎くん、明るさはこれくらいでいいかな?」

「はい、大丈夫です。それにしても、不思議な光ですね。
真昼のようです。

書物も読みやすいし、字も容易く書けます。
国試が近いので、とても勉強が、はかどります。

李翔さん、来てくれてありがとうございます。」

「いや、夕鈴と青慎くんの役に立てればこんなに嬉しいことは無いよ。」

「でも、勉強に付き合わせてしまって申し訳なくて…
それにしても、李翔さんは、王宮にお勤めだけあって…教えるのお上手ですね。」

「そうかな…そろそろ、夕鈴が来るよ。ここまで、終わらせようか。」

「…はい!」

夕鈴によく似た素直なはしばみ色にまっすぐに見つめられては、悪い気はしない。

夕鈴に「灯りになってくださいっ!」とお願いされた時は、面食らったが、事情を聞くにつれ、此度の増税が下町にどのような影響を及ぼしたのか申し訳なくも思った。


まさか、灯りとりの油まで節約するとは…

「(無駄に)明るいのですから、少しでも我が家に協力してください!」

「3日間…」
「3日間、国試が始まる数日だけ灯りになってくれましたら、10日陛下の好きな夕餉を作ります!」

「それと、3日間。
お礼として、夜食をつけます!」

夕鈴の手作り料理…
勿論、断る選択肢はなかった。
2つ返事で引き受けた。

それに…
可愛い…
姉弟だから似てるのは、当たり前だが…
私を恐れない真っ直ぐな瞳に見つめられると、協力したくなる。
早く私の下で働いて欲しいな…

勉強をつい教えてしまった。

ほわほわと、眩しさを抑えて光ることも忘れない。

“私は李翔。”

青慎くんを偽るのは、胸が痛いが…

この距離が心地良かった。

…続く。

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テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

1  電球陛下 

【短編】電球陛下 ☆陛下の光・窓の雪2♪☆

さくらぱん日記SNS41000hit twomoonさんキリリク


☆陛下の光・窓の雪2♪☆

「へ…李翔さん、青慎、お疲れさま、夜食ですよ。」

「夕鈴。」
「姉さん、ありがとう!」

真っ白いおむすびが、暖かい。
早速、青慎と李翔は、夕鈴の夜食を食べはじめた。

おずおず…と、李翔から視線を逸らして夕鈴は、問いかける。

「美味しいですか?」

さすがに、食事をどうやって捕っているのかは、(さすがに)確認する勇気がなかった…

「美味しいよ!夕鈴。」

嬉しそうに点滅する李翔さんの電球にご飯粒が…
たぶん口もとなのか…

「李翔さん、ここにご飯つぶ…」

なにげに、夕鈴は、李翔さんの頭からご飯つぶを拾うと口に入れた。

「夕鈴。」

チカチカとほんのり赤い動揺する光を放つ李翔と
おむすびをくわえたまま…固まってしまった青慎。

しまった~
つい、いつもの王宮での癖がでた…
焦りまくる夕鈴に、

青慎が、ポツリと呟いた。

「あの…李翔さんと姉さんの関係って、やっぱりそういう関係なの…」

「姉さん、毎日、夜に来てもらうのは大変だから、今夜は李翔さんに泊まって貰ったら?」

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