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4 繋ぐ……連想-4

17.  花の決意―唯一人の為に― 砂上color

4.お題
花畑、背中合わせの男女が、手を繋ぐ
イラスト妄想。
さくらぱんイラスト・修正中です。





DSCN1052-5.jpg 
(撮影☆さくらぱん)




陛下と二人。
後宮奥の庭で、寄り添い眠る。

少し前ならこんな風に寄り添い合えるなんて思いもしなかった。

私は庶民で黎翔様は王様。
住む世界が違いすぎて、知り合えただけでも奇跡だと思っていたから。

「…ね、ゆーりん…」
「なんですか?」

肩にぽてりと凭れ掛かる黎翔様。
その重みすら愛おしい。

「後悔してない?」
「してませんよ。黎翔様こそ、あんな宣言して良かったのですか?」

私が正妃になる時に黎翔様が言った言葉が甦る。

『我が妃は夕鈴唯一人』

いっぱいの妃を持つのが王様なのに、そんな宣言をした黎翔様。
私は嬉しかったけど、国として、なにより黎翔様にとって良かったことなのか、未だにわからない。

「いいんだ。君以外なんて考えられない」
「黎翔様…」

繋いだ力が強くなった。

「国王失格と言われても、君は手離せなかった…」

微かな震えが手を介して伝わる。

「政務も、食事も睡眠も、君が―夕鈴がいないと実感できなかった」

その震えを治めたくて、肩に掛かる頭に頬を寄せた。

「私も、黎翔様しか嫌です」
「夕鈴…」

貴方と離れた日々は淋しかった。

「平気だと、強がっていたけど…会えないのが、触れあえないのが辛かった」

大切な弟と一緒にいれるというのに、気づいたら王宮ばかり眺めていた。

「もう、離れ離れは…嫌です…」

今度は私から、手を握る力を強めた。

「だから、黎翔様に恥じぬように貴方を支えます」

きっと、死ぬまで私は"相応しくない"と言われ続ける。
でも、その言葉から逃げずに前を向いて受け止めよう。

繋いだ手の温もりが安心を与えてくれるから。

黎翔様の隣にいられるから。

「ありがとう…夕鈴」

私の唯一人の人のために。


DSCN1220-20-70.jpg 
(イラスト☆さくらぱん)
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