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4 繋ぐ……連想-1

3王道…やっぱりこの二人  おりざcolor

つなぐ-50


突き放されて、初めて分かった。

空虚なこの王宮のなかで
私を繋ぎ止める温もりを、どれ程欲していたのか、と

遠ざかる足音を聞きながら
冷えきった椅子にだらしなくも座り込む

「寒いね…」
私の手は、空っぽ

固く目を閉ざし、冷え冷えとし空気に包まれたまま
このまま時が止まってしまえばいい、と願った。

…。
冷えきった身体は、遠い離宮での日々を甦らせる。
いっそ、あのとき儚くなってしまえばよかったのだ。
生き延びた己の強運すら恨めしい。

こうして
どれ程の時をそうしていたか、分からない。

ただ惨めだった私に
一つの救いが訪れる。

暗闇の中、重なる温もりを
確かに、

…感じた。


微かに触れた点は
指先はやがて面となり、

私の閉じた瞼に、
柔らかい温もりが押し付けられた。
「目を、開けないで下さい。
これは夢、だから。
夢だから
許してください」

私は瞳を閉ざしたまま、
かじかみ強張った指先をゆっくりと開いた。

小さな細い指がするりとかみあい
温もりが重なった瞬間

私は暗闇をまさぐり、
力強く私の獲物を捕らえたのだ。

逃がさない。

ーーーもう、離さない。

ごめん。

君を失うくらいなら、
二度と朝など来なくてよい。

重なる手を
もう二度と離すことはできないと、

気づいてしまったから




ssおりざ

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