スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

4 繋ぐ……連想-2

6.離れない… さくらぱんcolor

※かなりのIF要注意!!! 
王都炎上しています。


おりざ
(イラスト☆おりざ)



春一番という名に相応しい強風が、白陽国に吹いた。

時の嵐に、翻弄される私達。

「夕鈴…ダメだ!
逃げろ」

「嫌です!
ずっとお側に居りますと、約束したではありませんか?」

「君まで、私に付き合うことはない。
逃げるんだ……」

王宮の玉座の間。

「陛下っ…イヤ!」

舐めるように火の手が迫り来る。
逃げ場は、無くなるばかり…

同盟を結んだ隣国と思い、黎翔は油断した。
まさか内部から、崩壊を手引きするものがいるとは。

明らかに、油断していた黎翔の失策。
後世に……妃を娶り、浮かれて国を無くしたと、
謗られても、しかたない。

黎翔は、燃え上がる玉座の間を一瞥すると
悔しさで、ギリギリと歯噛みした。
口の中が、鉄錆びの味がする。

そんな陛下の様子に
夕鈴は、黎翔の手をとり、しっかりと握りしめた。

「陛下、離さないでください。
死ぬ時は、一緒です!」

もうすぐ死ぬのだというのに、何事もないように
いつもの穏やかな笑顔で、夕鈴は微笑んでみせた。

「夕鈴…」

「陛下、愛しております。
陛下と出会えて幸せでした。」

「ああ…私もだ…
夕鈴、愛している」

「来世で、お会いしましょう!」

「ああ……会おう!」

紅蓮の炎が、玉座の二人を襲う。
漆黒の煙が、残る酸素を奪っていった。

王宮の天井の太い梁が、崩れた。
それでも、二人は逃げない。

ーーーーここで、最後の時を迎えると決めたから。

灼熱の炎に包まれて…
それでも尚、お互いを抱き寄せて、幸せに逝った。

白陽国・最後の国王、珀黎翔陛下と
その唯一無二の妃・夕鈴妃の最後の時。

来世でも…誓い合う。
王の最後の恋。



DSCN0987-30.jpg



***


……あれ?
方向性が、曲がった。
関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momo苺

Author:momo苺
こちらは白陽国SNS地区のコミュニティ・ログ倉庫です。

momo苺は、このログ倉庫の架空番人です。
コミュの某所にて、メンバーと呟いています。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

04月 | 2017年05月 | 06月
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -


目次
表示中の記事
  • スポンサーサイト
  • 6.離れない… さくらぱんcolor
  • --年--月--日 (--)
  • --時--分--秒
  • この記事にはコメントできません。
  • この記事にはトラックバックできません。
  • 2014年04月17日 (木)
  • 09時21分31秒
  • この記事にはトラックバックできません。
by AlphaWolfy
検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
621位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
二次小説
294位
アクセスランキングを見る>>
カウンター
現在の閲覧者数:
marble-color
こちらは、リンクフリーです。
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。