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1 本誌沿い 春・夏・秋・冬

四巡目【夏】  沙希color

私は陛下と、避暑にむかう。
少し涼しい、山間の離宮。

陛下と二人、馬に乗って。
仲睦まじいふりだから。

二人乗りのとき、急な斜面でこっそり、抱きつく力を強くする。

それくらいなら、いいかな?

それくらいなら、ばれないかな?

そんな風に思いながら。

「夕鈴?」

私は目を瞑って、思い切り陛下にしがみついてる。

「馬、止まってるよ」

言われるまで、陛下の香りで気付かなかった。

「怖かった?」

頷こうか、首を振ろうか。
一瞬迷って、首を振った。

「よかったぁ」

陛下がぴんと伸ばしていた背筋を丸めて、すっかり小犬の表情で笑う。

「ほら、向日葵畑が綺麗なんだ」

あたり一面に黄色い花。
風がふわりと、二人の間を駆け抜ける。

私は流されまいと、慌てて頭の髪飾りを抑えた。

ふわりと視界が揺れて、陛下の腕に飛び込んでしまう。

「大丈夫?」
陛下が、しっかり私の体を抱きとめた。

なんだか、抱きついてばっかりね。

心臓がばくばくするのに
私は陛下から離れられない。

――好き。

―――大好き。

一面に広がる明るい色に
背中を押されるのは気のせいかしら?

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  • 2014年10月05日 (日)
  • 20時54分16秒
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