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1 本誌沿い 狼陛下の花嫁 誘拐事件

IF【臨時花嫁】14 さきcolor

「さて。じゃあ行こうか?」
「へ?」

後宮から攫われた後の事を粗方話し終えた私に、浩大は何ともないかのように立ち上がった。

「で、でも…」
「何かあった?」
「だって……几鍔が…」

このまま王宮へ行って、大丈夫なのだろうか?
これまでも、何度試しても王宮の方へは行けなかった。
それが浩大と一緒なら、行けるような気がするのは事実。
―――でも、それ以上に、胸騒ぎがして仕方が無い。
あの几鍔の事だ。
流石に意味もなく国王の妃を攫うなどしないだろう。
頼まれたと言っていた―――それを突き止めなきゃ、この話は終わらないんじゃないの?

「陛下がお妃ちゃんを待ってるよ。心配してた」
「―――っ!」

でもそんな迷いを見透かしたように浩大は言う。
それも気掛かりだった。陛下はどうしているのかと。
もしかしたら勝手に消えたかもしれない妃の事など、もうどうでも良いのではないかと思ったこともある。
―――でも、そんなことは無いとも、心のどこかでは信じてた。
浩大は待っている…心配していると、言っている。
陛下は、私を待っていて…下さってるの?
その不安げな表情を見て、浩大はふっと笑った。

「陛下はお妃ちゃんが居なくなってから、隠密を総動員させて他国に連れて行かれた可能性を考えて捜索させていた。早く帰って、安心させたげなヨ」
「―――…えぇ…そうね…」

流石にそこまでされていた事への衝撃と、そこまで心配をさせてしまった申し訳なさと、そこまでしてくれた事が嬉しくて…色々な感情が綯い交ぜになって、変な顔になってしまった。
ここまでされて、戻らないわけにはいかないじゃない。


―――早く帰らなきゃ。




ぶちんっ
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  • 2014年03月27日 (木)
  • 15時55分02秒
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