スポンサー広告

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

1 本誌沿い 狼陛下の花嫁 誘拐事件

IF【臨時花嫁】7 さきcolor

下町の大路を、几鍔は歩いていた。
すると、わき道から手招きする男が。
几鍔はそれに従い、すぐに路地裏へと足を運ぶ。
男が口を開いた。

「―――おい、几鍔。どういうことだ?…あの女は、狼陛下の妃じゃないのか?」
「…」
「…おいっ」
「騒ぐな、聞こえる。―――俺にも分かんねーよ。分かっているのは…―――あいつは、俺の幼馴染だってことだ」
「―――」

男と几鍔。
二人の密談は、誰に知られることなく続いた。


********

「姉さん、気分はどう?変なところとか無い?」
「大丈夫よ…心配しないで、青慎」

寝台から降りた夕鈴は、几鍔から受け取ったお茶では足りないと感じ、自分でもお茶を入れた。
後宮の茶葉とは違い安物だが、飲み慣れた下町の味なので、知らず力んでいたいた肩から力が抜ける。

「―――本当に、大丈夫なの?姉さん」
「…な、何が…?」

青慎は事情を知らないはずなのに…と、夕鈴は最初思ったが、そういえば几鍔が流行り病に罹ったと嘘を吐いたのだったっけと思い直し、安心させるように笑顔で言う。

「――大丈夫よ。ちょっと休めばすぐに良くなるわ」
「そう…それなら良いんだけど…――あ、でも、今日はゆっくり休んでね。家のことは、僕と父さんに任せて」
「…青慎になら任せられるけど、父さんは…」

途端に渋面になった姉に、本当に何でもないのだと思った青慎は、安心してその場を離れることにした。


―――嵐の前の束の間の静けさであることは、この時二人は知る由もなかった…


関連記事
スポンサーサイト

テーマ : 二次創作:小説
ジャンル : 小説・文学

コメントの投稿

非公開コメント

プロフィール

momo苺

Author:momo苺
こちらは白陽国SNS地区のコミュニティ・ログ倉庫です。

momo苺は、このログ倉庫の架空番人です。
コミュの某所にて、メンバーと呟いています。

カレンダー
プルダウン 降順 昇順 年別

07月 | 2017年08月 | 09月
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -


目次
表示中の記事
  • スポンサーサイト
  • IF【臨時花嫁】7 さきcolor
  • --年--月--日 (--)
  • --時--分--秒
  • この記事にはコメントできません。
  • この記事にはトラックバックできません。
  • 2014年03月23日 (日)
  • 18時41分19秒
  • この記事にはトラックバックできません。
by AlphaWolfy
検索フォーム
アクセスランキング
[ジャンルランキング]
小説・文学
732位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
二次小説
309位
アクセスランキングを見る>>
カウンター
現在の閲覧者数:
marble-color
こちらは、リンクフリーです。
QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。