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2 現代パラ  幼な妻

現代パラ【幼妻仮夫婦】14  さくらぱんcolor

「もう黎翔さんは、帰っているのかしら!?」

桜のトンネルのような桜吹雪の道をスクーターで走らせる。

「もう、こんな季節なのね……」

黎翔さんの花嫁となって、一年がたとうとしていた。
 夕鈴は、感慨深く桜を眺めた。

“はじめまして、珀黎翔と申します。
貴女が私の花嫁ですね。”

“……は?”

突然、見ず知らずの美しい人に
ギュウギュウに、抱き締められた……

事情が飲み込めないまま……
私は、ビックリしたっけ。

あの日も、こんな美しい桜吹雪が、舞っていた。

まさか自分の高校の先生だとは、入学式まで知らなくて…
更に、珀コンツェルンの会長だったなんて、お屋敷に行くまで知らなかった。
知れば知るほど、分からなくなる黎翔さん。

“愛しているよ、可愛い奥さん”

そう言われて、頬に口付けられるたびに、
この人は、偽の旦那さまなんだと自分に言い聞かせる。

黎翔さんのこの言葉や行動は
演技なのか、本気なのか、たまに分からなくなる。
私の心は、口付けられるたびに黎翔さんに傾いていくのに……。

縁談よけの演技夫婦なのだから、翻弄させないでほしい・・・・
乙女心は、複雑で・・・

夕鈴の心を表すかのように、道の先で、
薄紅色花びらの風が、くるくると渦をまいた。
 

スクーターに座る夕鈴のシフォンのパステルピンクのワンピースが、
風に翻る。

ぴっちり合わせた膝小僧。
スカートの裾を抑えて…

「あぁ・・・もぅ。
このスカート短すぎるわ。」

「早く帰らなきゃ・・・」

夕鈴は、家というには大きすぎる 黎翔さんのお屋敷に向かっていた。

「夕飯作って、明玉の家に戻らなきゃ…夜になっちゃう。」

桜の枝の隙間から、綺麗な夕焼け空が覗く。
薄紅色の隙間の空に、一番星が、明るく輝いていた。
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  • 2014年04月10日 (木)
  • 09時27分10秒
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